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賃貸管理の現場から

当て馬物件ってどういうこと?

先日、

「すいません、実は先日申込を入れた○○、キャンセル
になりそうです。。。」

と、申込が入っていた物件について、仲介担当者から連絡が
入りました。

申込が入っても、必ずこういったキャンセルはあるものなの
ですが、分かってはいても、キャンセル連絡がくると、申込
時にスタッフ間でも喜んでしまうだけにやっぱりショック
です。(><)


でも、今回のキャンセルの理由が、またおもしろい(というか
変?)なのでご紹介します。


今回の申込者は20代の一人暮らしの女性で、連帯保証人さん
にはそのお父様がなられる予定でした。

そのお父様は某大手金融機関の役員さんということで、申込
属性としては申し分のない内容です。


ところが、今回のキャンセルは、そのお父様からの反対を受けて
とのことでした。

お父様曰く、

「何で20代の分際でそんなキレイで設備の整った部屋に住む
必要があるんだ。
若いなら、もっと汚くて安い部屋で十分だ!」

というのです。


「大切な娘さんだからこそ、防犯性の整った、清潔感のある
賃貸に住ませてあげたらいいのに。家賃も自分で支払うのだし。。。」

と仲介担当者とも話したのですが、どうやら、そのお父様の意見
に流されるがまま、キャンセルとなったのでした。

でも、その際、仲介担当者が、

「お父様が汚い物件でいいと言っているので、だったら当て馬物件
いっぱい抱えてるんで、正直これでもかっていうところ、見せつけて
やりますよ。こんな物件でも本当にいいんですかって言って、もう
一回こちらの物件に戻してみせます。」

と強気なことを言ってくれました。

まあ、結果として、撃沈してキャンセルとなったわけですが。。。


でも、この、

「当て馬物件をいっぱい抱えてるんで」

という仲介営業マンの本音のこの一言が聞けたのが今回の収穫
です。


「何でけっこう内見あるのに申込にならないんだろう。。。」

と感じている自分の物件が、こんな風に当て馬にされているだけ
だったらかなり悲しい話ですよね。


でも、実際、できる営業マンというのは、「決め物件」と「当て
馬物件」を明確に使い分けていることが多いのかもしれませんね。


実際、この営業マンは、空室をこれまでもかなりの数、決めて
くれていました。


セミナーやブログでもご紹介していますが、どこにでもあるよう
な物件というのは当て馬物件にされるだけで終わってしまう可能性
がやっぱり高くなります。

リフォームでウリを出すのもよし、あっと驚くサプライズで
差別化するのもよし。


何せ一番よくないのが、仲介営業マンに、

「あ〜あ、またこんな物件か。変わり映えしない部屋だな。。。」

と思わせてしまうことなんですよね。


もしかしたら、

「簡単に言うなよ、そのウリを作るのが難しいんだから!」

と言われるかもしれません。

でも、そうおっしゃりたい気持ち、ものすごく分かります。

だって、私も同じ、一大家ですから。

所有してるのも中古物件ばかりですし、老朽化したアパートばかり
ですし、ほとんどフルローンですし、滞納も毎月されますし、
何らかのクレームも常に起こっていますし、夜逃げも経験されまし
たし。。。


多分、みなさんが抱えておられる悩みは私も経験したこと、もし
くはこれから経験することなんでしょうね。(そら当たり前か。)


そんな私も少なからず物件にウリ的なものを持たせることが
できています。

おそらく、満室経営を続けておられる「金持ち大家さん」と呼ばれる
大家さんというのは、何かしらの自分なりのウリを物件にもっていら
っしゃるのでしょうね。


何らかの方法で物件は必ず当て馬になんてされない物件に絶対に
作りかえられると思います。


先日、ある大家さんが、

「空室は社会的に何もメリットを生まない」

とおっしゃられました。

確かに、本当にそうなんですよね。

空室のままなら、大家さんも管理会社も仲介会社も誰も何の恩恵
も受けられません。


とにかく日々改善。これに尽きますよね。

最終的な答えがお金をかけてリフォームすることだったり、
または家賃を下げることだったり、ごく平凡なところにいき
つくのかもしれません。

でも、やるだけやって、そのような結論ならそれでいいんだと
思うのですね。

長くなりました。

何だか今日は空室を抱えている大家さんにエールを送りたく
なってしまって。。。


前向きに楽しく満室に向けて進んでいきましょう!

★あなたの大切な物件を当て馬物件になんてさせないために
常に改善・工夫していこう!


今回は「当て馬物件」を使っている仲介担当者の事例を
ご紹介しました。

何かの参考にしていただければ幸いです。


それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。

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