空室率60%ってほんまかいな?
先週博多へ高齢者住宅の導入セミナーに参加してきました。
行ってみて、びっくり、話には聞いていたのですが、福岡
ってほんとに空室率がすごいんですね。
そのセミナーで知り合った地元の大家さんにお聞きした
のですが、
「空室率60%ぐらいのアパート・マンションなんて
ゴロゴロしてるよ。」
とのこと。
実際に自分の目で見たわけではないのですが、空室率60%
だとしたら、これはえらいことです。
単純に計算すると、50世帯のマンションだったら、
30戸が空室で、20戸しか埋まっていない、ということ
になりますよね。
う〜む、考えただけでぞっとする・・・。(><)
その大家さんの話では、
「8割埋まってたら御の字でしょう・・・」
ということでした。
ビジネスホテルに宿泊してたのですが、空室という点
でセミナー会場までの道中、賃貸物件をみてると、居住用
のものの空室率は分かりませんでしたが、店舗や事務所
用の物件は、確かにかなりの数が空きになってました。
出張から帰ってきて、当社で管理させていただいている
物件のオーナー様と打ち合わせていたのですが、
「これからのアパート経営って、絶対に経営センスが
必要ですよね。」
という話がでました。
ここでの経営センスというのは、ものすごく広い範囲
を指すのですが、
・市場環境に柔軟に対応できるか?
⇒相場が下がっているときに、すぐに自分の物件を
対応させることができるか。
・物件の競争力を維持できているか?
⇒家賃に見合った部屋が提供できているか。
・既存入居者のニーズを把握しているか?
⇒更新料や同物件内の賃料格差など
といったことに敏感に反応できるかどうかが今一番求められて
いると思います。
「今まではこうだったから・・・。」
とか、
「他の部屋ではこうしているから・・・。」
という理由で、入居者をはじめ、不動産仲介会社・管理会社
からのニーズを無視していると、気づいたときには誰にも
相手にされなくなっている、という事態に陥ってしまうの
ではないかと今真剣に感じています。
サラリーマンの仕事もそうかもしれないですが、なんでも
かんでも否定から入って仕事する人と、まずは制限をぜ〜
んぶはずして可能性から仕事をする人とでは雲泥の差が
でてきますよね。
後は、素直さとかまずは受け入れてやってみるとか、そう
いうのってアパート経営にも直結してる話だと思います。
気づいたらゆでガエル、もしくは、いつの間にか裸の王様、
なんてことにならないよう、改めて真剣にアパート経営に
取り組んでみようと感じた博多出張でした。
(もちろん、博多の大家さんが怠けているから空室だらけ
なんだ、なんてことはみじんも思ってませんので。)
★今では常識だけど、やっぱり大家さんは経営者!
常に勉強、まずは実践。でないと時代についていけない。
今回はとりとめのない話になってしまいました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。