年末の申込には要注意!?入居希望者の経歴詐称
年末の入居申込には要注意、とよく言われていますが、
先週獲得した入居申込で事件が発覚しました。
いつものように連帯保証人さんの保証の意思確認、勤務先の
在職確認でご連絡していたのですが、勤務先にお電話した
ところ、
「その方は3年前に退職されています。」
とのこと。
さっそく入居希望者に連絡したところ、
「いえ、その会社の新規営業所の立ち上げを行って
いるのです。そのために退職扱いとなっているのです。」
と返答してきます。
念のためと思って、再度その会社に連絡すると、
「その方には注意した方がいいですよ。3年前、こちらの
会社にもアルバイトとして数ヶ月しか在籍していません
でしたし、また、退職するときも、トラブルを起こして
退職されました。」
というではありませんか。
当該入居希望者にさらに突っ込んで聞いてみると、
「何でそんなプライベートなことまで話さなきゃ
ならないんだ、ガチャッ」
と逆切れして電話を切られてしまいました。
ひどい入居希望者ですよね。うそをついてるのはバレバレな
のに。。。
さっそくオーナーさんに連絡して経緯をお話したのですが、
「入居される前に事前に発覚してよかったよね。」
とのこと。
確かに未然に不良入居者の入居を防げてよかったです。(^^
年末の空室は決まりにくいので、そんな中入居申込がくれば
確かにうれしいですよね。
でも、そんな決まりにくい時期だからこそ、
「何でこんな忙しい時期に入居してくるのかな?」
「何か前の物件でトラブルを起こしたのかもしれないぞ。」
「今回は在職確認や連帯保証人確認をいつもよりしっかり
やってみよう。」
というような発想が必要になるのです。
もちろん、それは大家さん・管理会社さん側の発想なので、
それをあからさまに疑うような感じで入居希望者と接して
はいけないのは言うまでもありません。
そんなことをすれば、優良入居者かもしれない方に
不快な思いをさせてしまいますので。(^^
12月の入居申込には、いつもより少し注意して対応する、
という程度がよいと思います。
しかしながら、入居審査で在職確認などを行わないという
大家さんや管理会社さんも中にはあると思います。
それは今までこのような事件・トラブルがなかったから
だと思います。
数は少ないかもしれませんが、現実に今回のようなことは
起こりえることですので最低限、在職確認は行うべきだと
考えます。
それにしても、今回の不良入居希望者、事前に撃退
できてよかったー。(^3^)/
★年末の入居希望者にはいつもより注意しよう。「何で
こんな忙しい時期に入居してくるのかな?」の発想は大事。
今回は年末の入居希望者についてお話させていただきました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。