カフェ難民さん、住宅手当獲得か！？

「やりました〜、谷本さん。市役所が住宅手当だして
くれるらしいです！」

先週お話してたカフェ難民さん、住宅手当の緊急特別
措置事業についてお話したところ、即日に行動してく
れました。

それで、市役所から住宅手当を出しますので申請書
書いて提出してください、と言われたというのです。

カフェ難民さん：

「いや〜、これで生活楽になります！」

私:

「いえいえ、そうじゃなくて、住宅手当は期限もある
ことだし、今まで通り節約して生活しながら受給期間
にしっかりと仕事見つけないとダメですよ。

さらに、日雇いの仕事などもあいまにいれて一生懸命
仕事しないとダメです。」

毎月46000円の住宅手当が支給されるようになる
のですが、この手当はあくまで一時的なものなので、
これだけに頼りきりになってしまうのはよくありません。

そもそもこの住宅手当の目的は、生活を建てなおして
もらうことにありますものね。

とはいえ、すぐに行動されたカフェ難民さん、えらいと
思います。

一方、同じようにアドバイスしたもう一人の入居者さんは、
まだ具体的なアクションを起こしていませんでした。

市役所にいって住宅手当を申請するのは本人にしかできない
ことです。

ですので、ご本人が本気になって取り組まなければ誰も
助けてはくれません。

事態が深刻にならないうちに、まずは市役所に電話するだけ
でもいいので行動を起こしてほしいと切に思います。

もしアパートの住人さんで失業などで家賃支払いが厳しい
方がいらっしゃるようでしたら、住宅手当の補助が申請
できないか、聞いてみるようにぜひ促してあげましょう。

家賃回収の可能性が高まりますし、何より、大家として
困っている入居者さんを手助けできることになります
ので、生活困窮者を助けてあげられるという意味で
社会貢献にもつながると思います。

今週は、Twitterから「住めるところを探している」と
の問い合わせが入りました。

現在千葉県香取郡にお住まいだとか。

そう、今回の震災で被害の大きかったところです。

今週はボランティアでこの方のご相談に乗っていこうと
思っています。

今の私にはこのような小さなことしかできませんが、
でも、できる限り、お一人お一人を手助けしていきたい
と思います。

★住宅手当の緊急特別措置事業で困っている入居者
さんを助けられる可能性あり！

今回は住宅手当申請のアドバイスを入居者さんに
してあげることの大切さについてお話させていた
だきました。

何かの参考にしていただければ幸いです。

それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。