家賃支払いについてバトル!?
「みんな歯を食いしばってがんばってるんです、
だからAさんも今は踏ん張りどころじゃないですかっっ!」
入居者さんとはじめてバトルしてしまいました。
入居者Aさんは震災の影響で仕事がなくなってしまい
ました。
これまで、私なりにできる限りの援助はしてきたつもり
です。
住宅手当申請の相談窓口を教えてあげたり、新聞に折
り込まれてくる求人情報を送ったり、または、家賃の
分割払いなどを受け入れたり・・・
そうそう、田舎から送られてくるお米をお裾わけしたり
もしました。
でも、このAさん、今月に入って連絡がぷっつりとれなく
なってしまってたのです。
ようやくつながったところ、日雇いの仕事などはずっと
続けられる仕事ではないからするつもりはない、という
のです。
また、住宅手当の申請も書類をそろえたら受給できる
かもしれない、ということまで窓口で言われているの
にもかかわらず、それから申請せずに今日に至ったよう
でした。
これにはさすがに、がまんならなくなってしまったの
ですね、はい。(^^;
「確かに日雇いバイトなどはずっと続けられる仕事
ではないかもしれないけれど、今は短期の仕事をしな
がらも長期にできるようなAさんのやりたい仕事を
みつける努力をしないといけないです。
ただパソコンをみてるだけでやりたい仕事が見つかる
なんて甘いこと、今の時代、絶対にないです。
今はしんどくても歯を食いしばって何とか食いつないで
いくための仕事をしながら、さらにやりたい仕事を
見つけるぐらいの気概をもたないと生きてけないです。
被災地の方だってみんなあれほどがんばってるじゃない
ですか。
Aさんにはご両親だっていますよね?
恥ずかしくたって、援助を頼むことだっていいじゃない
ですか。
今Aさんがやってるのはレストランで無銭飲食してるよう
なものです。
相談いただければ家賃支払いだって分割でお支払い
されるようなことも今まで受け入れさせていただいて
るじゃないですか。
だから、今は一緒にがんばりましょうよ!」
と直接お伝えしたところ、
「分かりました。すいません。甘えてました。全額は
無理ですけど、手持ちのお金をいったん入金します。
また、市役所にも来週再度行ってみます。」
と私の気持ちを理解いただけたようでした。
前回入居者さんを追い詰めるような言い方はNGだと
いうお話をいたしましたが、でも、それに入居者
さんが甘えてしまう、というのはこれまた本末転倒
ですよね。
バランスが難しいですが、入居者さんとよい関係を
作るという意味でも言うべきことは言う、という
スタンスは忘れてはいけないなと思いました。
でもこのAさんにはがんばってほしいな。
また新聞折り込みチラシの求人情報をピックアップして
あげようと思います!(^^
★一人ひとりの入居者さんと真剣に向き合っていくこと。
時間はかかるけどこれがアパート経営の安定につながる!?
今回も入居者さんの家賃支払いについてお話させていただき
ました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。