営業マンに好かれる部屋
地震の影響でアメリカ人入居者さんが泣く泣く
帰国せざるを得なくなってしまった、というお
話を以前させていただきました。
4月末に空いたこの部屋を入居募集してたので
すが、ようやく入居申込が入り、成約となり、
ほっとしています。(^^
実はこのお部屋、3点ユニットバスの狭い
居室なのですが、
・ユニットバス
ワイドミラー + 濃茶のパネル + IKEAの木目便座
・壁
コルクシート + ウォールバー
濃茶のパネル + ガラス棚
・照明
IKEAの5連スポットライト
・ミニキッチン
可動棚 + IHクッキングヒーター
・その他
IKEAのクラブミラー
と、自分の中では考えられ得る限りのリフォームを施して
いたお部屋です。
もともと、入居募集の戦略として、
デザインリフォームをしたからといって、むやみやたら
と高い家賃を期待しない
というのを個人的には採用しています。
それよりも、損して得とれの精神で、
「同じぐらいの家賃だったら、絶対にこっちの部屋を選ぶよ。」
と思ってもらい、一日でも早く入居を決めてもらえるような
方がいいなと考えているわけです。
やっぱり、その市場には、居室面積に照らした相場があって
しかるべきで、リフォームしたから家賃を上げられる、もしくは、
家賃が上げれないからお金をかけたリフォームをしない、と
いうのでは、これからの市場環境では難しいのではないか、
と思うのです。
これは、ファミリータイプのような広さや住環境でカバーで
きるような物件であればそうでもないのですが、狭い単身者
用のアパートだとその傾向が顕著です。
さて、このお部屋ですが、今回部屋を決めてくれた仲介会社さ
んは私とは取引がはじめての会社でした。
正確には、デザインリフォームする前の部屋には一度案内して
くれたことがあったのですが、それ以来、案内はもちろん、
問い合わせすらしてくれなかった業者さんです。
その業者さんが今回、立て続けに3組みも連日内見案内して
くれ、最後の見学者で成約になったのでした。
そもそもデザインリフォームしたお部屋の写真を送ったことから
はじめの内見があったのですが、その店舗の、支店長から、
「あれ〜、このお部屋って以前はこんなんでしたっけ?こんな
お部屋ならぜひ紹介させてください!」
みたいな連絡が入ったんですね。
以前の部屋では全くもって相手にもされなかった部屋が、
ちょっと手を加えてあげるだけで、何組も内見者を連れて
きてくれる部屋になるという不思議な瞬間を経験できた
気がしました。
このような部屋を少しずつ少しずつ作っていって、その間に、
地道に1社ずつもしくは1人ずつ仲介会社や営業マンに自分の
物件のファンになってもらう・・・
時間はかかるけど、それがやっぱり入居募集の王道なの
だと思います。
もし、退去連絡がきたときに、
「すいませんー、○○さんですか〜。また○○の○号室が
来月空くことになったんです。また例のリフォームやって
しまいますので今のうちから見込客を集めておいていただけ
ません?」
と気軽に連絡できる仲介店舗・営業マンがあなたのチーム
に入ってくれていれば百人力ですよね。(^^
さてさて、また満室状態になったので、今のうちに前から
したかったアパートの外周りの雑草処理と砂利敷きをやって
しまおうっと(^^
★仲介店舗や営業マンの印象に残る部屋を作る。
印象に残らない部屋は相手にされない。
今回は仲介会社や営業マンとの関係についてお話させて
いただきました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。