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賃貸管理の現場から

好きな家賃で住めます!?

3点式ユニットバス、15平米の狭いワンルーム、築30年弱、
駅徒歩10分以上の物件で空室3室に立て続けに入居申込が
入ってきてます。

さらに、この物件の近くの物件にも相乗効果で申込が入りま
した。


決めては今更ながら仲介会社周り。


この夏場になってめっきり狭い単身者用物件に動きがなくなって
しまったので初心に戻って仲介会社営業を行ったところの反応
でした。


今回は、各仲介会社に対して、


「この物件、家賃相談受けますので、とにかくまずは紹介してくだ
さい!」


とスタッフY君が強調して回ってくれたのです。


大家さんとしては、

「おいおい、そんな言い方したら思いっきり家賃下げられて
申込されてしまうじゃないか!」

と思われるかもしれませんが、現実はそういうわけでもありません。


仲介会社さんとしても、家賃が下がるということは、それだけ
手数料が下がることになりますのでそれほど無茶な家賃減額は
してこないものなのですね。
(もちろん、ごく稀に入居希望者からの交渉を受けて無茶苦茶な
交渉をしてくる仲介会社さんはいますが。。。)


やり方とすれば、営業マンに、

「すぐに申し込んでくれたら3000円ぐらい、すぐに値引きは
するので・・・。」

というのはよくやる手だと思うのですが、今回は減額幅の裁量を
営業マンに与えてあげた感じです。

そして、


「この物件の大家さんはとにかく相談に乗ってくれる人なんだ!」


という印象を再認識してもらうことを心がけました。


これはたまたまかもしれませんが、それから1週間程度で空室3室
に入居申込を獲得できたのです。


もちろん、これはでき過ぎで、その前提には、しっかりとお金を
かけてリフォームしたり、普段から仲介会社と関係を作っておく
ことが必要なことは言うまでもありません。


各営業マンも、


「すいません、○○な方なんですけど、このような方でも受け入れて
もらえますか?」

「入居希望者がもし家賃が○○になったらすぐ決めるって言ってるん
ですけどどうですか?」

という相談をガンガンしてくれました。


でも、一方では、相談しずらい雰囲気を作ってしまっている大家さん
・管理会社もけっこうあるんですね。

もっとも、そのような大家さん・管理会社の物件があるからこそ、
相談しやすい雰囲気が作れている大家さんの物件が勝ち残っていける
のだとは思いますが。。。(^^

数年前、長年空室だった店舗の入居募集に携わったことがある
のですが、そのときに、

「好きな家賃で借りれます!」

というようなキャッチコピーを作成して仲介会社営業をしたこと
があります。


その時は、結果は散々・・・。


「ふざけるな。」とか「いい加減にしろ!」とか「業法違反だ!」

とかいろいろ言われてすぐに変更したのを覚えています。(><)


まあ、こちらとしては、単に、


「家賃も交渉できますのでまずは申込ください。」


みたいなニュアンスを伝えたかっただけだったのですが、さすがに
表現がまずかったようです。。。


とはいえ、仲介会社さんに注目してもらい、相談しやすい雰囲気
作りのためにも、もし空室期間が長くなってしまったお部屋が
あるのなら、


「どんどん相談してください!」

というような営業をしてみるのも一つの方法だと思います。(^^

★「まずは相談ください。」の一言が仲介営業マンの心に
響くこともある!


今回は仲介会社営業についてお話させていただきました。

何かの参考にしていただければ幸いです。


それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。

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