たかが名前、されど名前
「この号室番号、何とかなりませんかね?」
先週末内見案内してくれた営業マンからこのような
問い合わせが入りました。
どういうことかと聞いてみると、
「先ほど見学された方がお部屋を気に入ってくれたん
ですが、部屋の号室に「4」がつくのをかなり気にして
るんですよ〜。」
ということでした。
確かに、アパートやマンションの号室番号では、「4」
という数字は、縁起が悪い、ということで避ける場合が
多いです。
でも、
「そんなのにこだわる必要なんてないよ。号室は順番に
並べた方がやっぱり分かりやすいし・・・。」
というような意見もあるのももっともなことだと思います。
この点について、たまたまその場にいた同僚とも話した
のですが、
「でも、もしそんなことで空室を決めてもらえるかどう
かが左右されるのだとしたら、はじめから号室番号を
考えておいた方がいいですよね。」
とお互いに納得しました。
だって、せっかくがんばって空室対策してるのに、
「号室番号が縁起悪いので、部屋や物件はいいのですが、
やめておきます。」
なんて断り方されたら、悲しすぎますものね。(^^
同じようなものに、アパート名があります。
あまりに古いイメージを抱かせてしまうようなアパート名
だと、それだけで先入観を持たれてしまい、内見案内の
数や確率が減ってしまう、というようなケースもあります。
・〜コーポ
・〜荘
といったような名前はその典型だと思います。
(もちろん、逆にそのような名前を利用して、いい感じを
出してるアパートもたくさんあります。)
ですので、中古物件を購入したときなどで、
「何か名前でひっかかるな〜。」
というときは、躊躇することなく名前を変えるべきだと
思います。
もちろん、既存入居者さんには何らかの事情説明をする
べきです。
私も購入後に名前を変えたアパートがいくつかありますが、
「失敗したな〜・・・。」
というのもあります。
それは、かっこいい名前にしたいと思って、フランス語で
名前をつけてみたのですが、長くなってしまって、既存
入居者さんから、
「住所が書きにくくなって迷惑だ!」
といわれてしまった、というものです。
言われてみるともっともで、ネーミングに凝るのももち
ろん大事なのですが、使い勝手も当然考えないとダメだ
な、と反省したのを覚えています。
でも、このような号室番号やネーミングについては、
一度考えてみるべきだなと今回の問い合わせで感じま
した。
★号室番号やアパート名などで何かひっかかるものが
あれば、ぜひその変更を考えてみよう!
今回は号室番号やアパート名についてお話させていただ
きました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。