一つの「マイホーム」に拘らない!?
先日、八千代市にて当社企画物件見学会を行いました。
ご来場いただきましたみなさま、寒い中ありがとうございました。m(_ _)m
当日、その見学会場でいつものように土地活用や空室対策についてのご相談をお受けしていたのですが、その中でこのコラムでも取り上げておきたいトピックがありましたのでご紹介いたします。
そのご相談というのは、マイホームの買い方についてでした。
土地から購入して、同じ敷地に自宅と賃貸物件を建築し、長期ローンを組む、という内容です。
賃貸部分の家賃収入で、住宅ローンの大部分がまかなえる、というもの。
個人的にもこの仕組みはとっても魅力的と思います。
でも、土地から購入して自宅併用物件を新築する、ということだけに向かってしまっている今回のご相談者に、視点をもっと広げてみるようにアドバイスしました。
具体的には、
・土地から購入し、賃貸併用のマイホームを新築すること
・中古アパートを購入し、その一部をマイホームにリノベーションすること
・中古戸建、マンションを購入すること
などについてご説明しました。
もちろん、それぞれには特有のメリットやデメリットがあります。
それを分かった上でいずれかの方法を選択し、実現に向かう、というのが正しいやり方のように思います。
危険なのは、何か一つに盲目的に突進してしまうこと。
今回のケースでは、長期ローンの場合の金利支払いや店子さんとの付き合い方、入居募集の仕方などがポイントでした。
不動産セミナーや書籍などの一部分だけで不動産を判断してしまうのは非常に怖いことだと思います。
でも、どのようなマイホームの買い方にしても、一つ、共通して言えることがあると思います。
それは、
ずっとそこに住んでもいいし、貸してもいい
というような状態にしておくことだと思います。
・ずっと住むマイホームだから、慎重に選ばないと・・・
・せっかく購入したマイホームだから、一生住まないと・・・
というような感じだと、マイホームにがんじがらめにされてしまっていますよね。
マイホーム派と一生賃貸派とのバトルで、論点の一つに、
賃貸の方がライフスタイルにあわせて柔軟に対応できる!
というのがよくあげられます。
ライフスタイルに応じて、広い部屋を借りたり、逆に部屋を狭くしたり、また、エリアそのものも変えることができる、というものですね。
でも、これってマイホームだってそのようにしていくことができると思うんですね。
私は、古〜い中古住宅を買ってリフォームして住んでます。
もちろん、これはマイホーム。
でも、私にとっては、「いつでも賃貸に出せる」マイホーム。
ちょこちょこ自分で手を加えてますが、常に、
「賃貸に出したら・・・」
ということを考えてリフォームしてます。
自分の賃貸物件を一時的にマイホームにしている、という感じでしょうか。
ただ、こんなことを奥さんに話すと怒られてしまうかもしれません・・・(−o−;
でも、例えば、突然両親が介護状態になって、
「至急実家に帰ってきてくれ!」
と言われる可能性はゼロではありません。
そう考えると、マイホームの買い方もまた変わってくると思うのです。
それこそ、マイホームがいくつもあってもいいのではないでしょうか。
私は不動産投資をはじめるとき、中古戸建からスタートしました。
うまく賃貸できなかったら自分で住めばいいや、ぐらいの気持ちではじめたのですが、あながち的外れな考えではなかったように思います。
自分が住んでもいいと思える物件になっているのであれば、やっぱり賃貸できるはずです。
これは、賃貸併用物件であっても、また、中古アパートの一部をマイホームにリフォームする場合でも同じこと。
もちろん、マイホームの買い方についてはいろいろな考え方があると思います。
そのどれもが正しいのだと思います。
その中で、私は、一つのマイホームに拘りすぎなくてもいい、というのをオススメしたいと思います。(^^
★ヤドカリ的マイホーム取得法もなかなかいいのでは!?
今回はマイホームに対する考え方についてお話させていただきました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。