銀座のホステスさんと入居契約
また一つ、空室が決まりました。
お部屋を見て、次の日に契約するというスピード成約
でした。
夜の見学だったので、日当たりなどを気にして、
また別の日に内見、という風になるのかなとも
思ってしまったのですが、意外にもそのまま申込。
初期費用などもその場でご説明し、翌日には契約と
入金まで完了しました。
お会いしてすぐに、
「実は、私、水商売なんですけど、いいですか?」
と聞かれたのですが、職業だけで頭ごなしにお断りする
なんてことはしてないです、と即答。
最寄駅から物件まで歩きながら情報収集と本人審査を
行います。
ここでの本人審査というのは、勤務先や収入については
もちろんなのですが、出身地や引越の動機をヒアリング
したり、または、人柄などをみたりするようなことです。
水商売の方でも、いろいろなタイプの方がいますが、
聞いてみると、地方出身だったり、また、ご両親との関係
などを聞いているうちに応援したくなるような方でした。
お部屋に到着すると、開口一番、
「私、この部屋に決めます。」
と即決。
逆にびっくりしてしまって本当にいいんですかと聞くと、
・初期費用が安い。
・3点ユニット式バスがホテル仕様になっている。
(今回は経費削減のため、塗装にしました。
http://blog.livedoor.jp/tanishin/archives/cat_50032028.html)
・収納がないのをアルミパイプなどで工夫している。
というのが決め手、とのことでした。
この方、何度かコラムでもご紹介している無料の
インターネット掲示板経由での見学者。
広告料ももちろんかからないので初期費用を安く
できます。
このようなサイトにアクセントになるリフォーム
ポイントのウリや部屋の動画などを掲載してたん
ですね。
単にハウスクリーニングで終わらせるのでなく、
ウリになりそうなポイントを作っておいてほんと
よかった・・・。(^^;
でも、「ちょっとだけ値引いてください。」と
家賃交渉があったので、その場で1000円だけ値引い
てしまいました。
まあ、賃料発生日も翌日にしてくれたので、お互い
様ということで。
もし今回の申込から契約までの流れで使えるポイント
があるとすれば、
1.夜の内見でも大丈夫なように、照明を設置していた。
→照明がないと夜、特に冬の内見は成約率が激減する。
2.申込が入ったらすぐに入居審査と契約の日取りを決める。
→契約と入金があるまでキャンセルの可能性は0ではない。
3.何か一つでもウリを作っておく。
→ありふれた1R・1Kでは内見者の印象に残らない。
4.入居募集の間口を広げる。
→不動産会社はもちろんとして、いろいろな媒体にも
情報を公開する。
5.入居審査は人となりを重視する。
→できれば電話で話してどんな感じの人なのか感触をつかむ。
といったところでしょうか。
とはいえ、入居してからも、滞納されないようなコミュニ
ケーションなども重要ですね。(^^
★繁茂期の入居募集、不動産会社に任せきりにするのでは
なく、個人でも何かできないかアンテナを張っておこう!
今回は内見案内から成約に至るまでの一つの事例を
ご紹介させていただきました。
何かの参考にしていただければ幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに〜。