地域で客付しやすい物件として認知してもらう
築20数年、3点式ユニットバス、居室面積15平米・・・。
先週まで空室2つ、おまけに、追加で退去がでて原状回復工事待ち
だったアパートが今週で満室となりました。
原状回復工事待ちのお部屋は内見せずに、写真と動画だけで成約。
「ほんまかいな?」
と言われそうですが、本当の話です。
家賃を下げたかと言えば、そうでもなく、現状維持で高い家賃
をキープできています。
スタッフ一同、
「あの物件、完全に地域の不動産業者から客付けしやすいアパート
として認知されたね。」
とほくほく顔で週明けのミーティングを行いました。(^^
空室対策っていろいろやるべきことがあると思います。
・掃除してキレイな状態に保つ
・リフォームして競争力のある仕様にする
・花を植える
・POPをつける
・家賃を妥当なラインに設定する
・初期費用を低くする
・家具家電付きにする
・募集図面を工夫する
・動画を公開する
・偏見で判断せず、まずは広く問い合わせを受ける
・モデルルーム化する
などなど。
でも、こういうのって、もう最低限のことなのだと思うのですね。
内見者が、「ここに住んでみたい!」と思ってもらえる状態に
しておくことは成約してもらうための前提条件。
その部屋に見学者を連れてきてくれる仲介会社営業マンに、どうやっ
たら優先的に紹介してもらえるのかを考えるのも次に大切な要素。
さらに、その仲介会社と良好な関係を保ってくれるよう管理会社に
働きかけるのも大事なところですよね。
一つ一つできることをじっくりと着実に行っていくこと。
そうすれば、地域で優先的に紹介される物件に育っていくはずです。
地域に定着するまで時間がかかると思います。
でも、不思議なことに、いったん定着してしまうと、たとえ空室に
なっても満室に回復し、その状態をキープできる期間が長くなります。
はっきり言って、どうやったら満室になるかなんて分かりません。
でも、分かるのは、満室にならなそうな理由を一つ一つ潰していけ
ば、何もしないよりは満室へ少しずつ近づいていく、ということ。
事務的に空室対策を行うのではなく、
・なぜこれを行うのか?
・どうやったら気持ちよく人が動いてくれるのか?
・他にできる+αはもうないか?
を考えて、各オーナー様と賃貸管理を進めていきたいなと夏の
お中元を発送する仲介会社さんをリストアップしながら思いました。
★満室になる明確な理由なんて分からない。できることは考え付く限り
の方法を一つ一つ行っていくことのみ!「他にできることはないか?」
をもう一度考えてみよう。
今回は入居募集についてふと思ったことをつれづれと書かせていた
だきました。
また来週からアパート経営に役立つ情報をお送りしていきたいと
思います!
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに!