リフォーム資金の調達方法
5月に購入した物件や、最近空室になった部屋などを、
このところ立て続けにリフォームしています。
単なる原状回復工事にとどめず、この機会にと奮発して
リフォームしてるのですが、資金がどんどんなくなって
いってしまいますね。
家賃を上げることを期待してリフォームするのではなく、
一日でも早く空室が決まるようにとフルリフォーム。
2〜3ヶ月空けておくよりも、できるだけ他の部屋と
差別化できるようなリフォームをして仲介営業マンが
入居を決めやすいと感じてもらえるようにお膳立てを
するのが大家の役目だと考えています。
とはいえ、やはり現金がなくなるのは痛い・・・(T_T)
・・・ということで、今年も行ってきました、日本政策金融
公庫。
去年はここからうまく融資を引き出せ、かなりの低金利&
固定金利だったので、今年も再チャレンジしてみたのです。
銀行のリフォームローンは金利も高く、最近はなかなか金額
もでないのが実情かと思うのですが、意外に日本政策金融
公庫が昨年、けっこうな金額を融資してくれました。
しかーし、初回の面談後、10日ほどして今回は融資がNGだ
と回答がきてしまいました。。。(><)
確かに、面談時、痛いところをいろいろツッコまれたのですね。
実は提出していた昨年度分の修繕費と資産計上している減価償却
費に問題がある、と面談当日指摘されました。
「あれ?融資を当行からさせていただいたこの部分が資産計上
されていて、その他の修繕費が○○円だとすると、どうもこの
差額が申告されていませんね。
融資可否は上司とも相談してからご連絡いたしますが、これは
明らかにマイナスポイントですね・・・。
また、いろいろと経費計上されていますが、確かに利回りは
よくて運営問題なさそうですが、このような経費があると
融資面では厳しく見ざるをえません。」
とかなりストレートに言われたのを覚えています。この瞬間、
「ああ、なんだか今回はダメっぽいな。」
と直感していました。
ですので、融資NGの回答がきても、やっぱりなといった感じ
です。
昨年はそうでもなかったのですが、担当者の鋭さなどでもかなり
融資可否が変わってくるように思います。
でも、その前に、今回は確定申告、ミスってしまったのが最大の
敗因ですかね。(><)
節税も大事ですが、でも、資産拡大を狙う場合、確定申告書を
よく見せる必要性は高いな、ということを再確認した一件です。
とはいえ、日本政策金融公庫へは一度は申し込んでみることを
オススメします。
静かな面談会場に数組の会社経営者が担当者と必死になって
融資を引っ張り出そうと悪戦苦闘しているのを目にできます。
「ああ、融資引き出すのってこんな泥臭いものなんだな。」
というのが実感できる現場かもしれませんよ。(^^
「この商品は絶対売れるから、どうしても設備投資必要なん
ですよー。だから○○万円貸して、ね。」
なんて訴えかけてるのに比べれば、アパートのリフォーム資金
に融資するのがずっと安全なのに、とも思ってしまいました。
とはいえ、嘆いてても仕方ないのですが、最近はこの前もご紹介
したリースをフル活用しています。
活用というよりもリースに助けられてリフォームしている、と
いう感じ。
リースを使ったリフォームのメリットは、
・事前審査が早い
・ローンではなく、リースなので、全額経費になる
・支払うのは金利ではなく、リース料で変動しない
・与信を傷つけない
というものです。
もし現金がなかったり、ローンが組めなくてリフォーム
ができない、というような状況にあるのでしたら、リース
を選択肢の中に加えてみるとおもしろいかもしれませんね。
★仲介営業マンが決めやすい状況を作ってあげるのは
家主の務め。これができないと仲介会社からどんどん
見放されていってしまいます。
今回はリフォーム資金の調達方法について書かせていただき
ました。
何かの参考にしていただけましたら幸いです。
それではまた次回、「賃貸管理の現場から」をお楽しみに!