誰でもできる!やさしい海外不動産投資
海外不動産投資の正しい知識をすべての人に
いま、多くの投資家が海外不動産に注目している。
積み上がる赤字国債、長引く不況、株価の低迷、待ったなしの増税。
それに加え、この歴史的な超円高だ。さすがに、大事な資産を海外に逃避させようと考えるのは、ごく自然な流れだといえる。
しかしその一方で、
「いま買えばキャピタルゲインは確実らしい!」
このような景気の良い話を耳にすると、
「そんなうまい話があるのか?」などと、斜に構えてしまう方も少なくないと思う。
では、なぜこの本を書こうと思ったのか?
なんでもそうだが、こういったブームのときは、誤った情報が垂れ流され、正しい情報もねじ曲げられることが多いからだ。
だから、何が正しくて、何が誤りなのか、あなた自身の頭で判断できる情報が必要になる。
ところが、海外不動産投資の正しい知識を基礎から学べる本は、いまの日本には一冊もない。
だから私は、あなたに自分の恥をさらしつつ、あなたと同じ目線に立つことにした。
私が、この短期間に、何を学び、どうすべきと判断するにいたったのか。
私のフィルターを通し、正しく、わかりやすくあなたに伝えたい!
強い衝動にかられたのだ。
これは「不動産の知識をすべての人に」という私のミッションそのものだ。
とはいえ、私はまだ投資リターンが確定したわけではない。
これはとっても説得力に欠ける。
そこで、私の投資メンターを担ぎだした。共著者のナオキ・オクムラ先生だ。
彼は、かのリー・クワンユーが一代で築いたシンガポールに居を構え、月の半分を海外不動産視察に費やし、世界中の不動産に投資している。
飛行機の搭乗回数も半端ではない。
マイレージは最上位のダイヤモンドクラス。
ここまでみずからの体に鞭打って生の情報を集め、類稀な投資嗅覚を発揮できる海外投資家はなかなかいない。
まさに筋金入りだ。
本書では、海外不動産の最新情報や、リスク分析まで、あなたが思う疑問を私からぶつけて全部聞きだしてしまいたい。
中国に「大老賽に続け!」という言葉があるが、大老賽とはトップを走るボスという意味だ。トップを走る人には必然的に良い情報が集まる。
だから、その人に続いて走っていれば大丈夫だということ。
まさしく日本の「大老賽」がここにいる。
あなたの今後の資産形成において、この本で貴重な学びを得ることができると思う。
しかし、投資に絶対はない。もちろん、私も投資で損をしたことがある。それも何回も。
隠すことはない。ただ、それは不動産以外の投資であるし、不動産に限らずすべての投資において私は損をしても大丈夫なお金しか投資をしない。
一つだけ確かなことは「不動産投資の基本は世界共通」だということ。
不動産のことを深く学べば、不動産はあなたを絶対に裏切らない。
不動産はゼロにならない!
これが株など紙の資産とは違う不動産ならではの特徴だ。
あとはその国を知り、為替の知識を身につければ、海外不動産は「隣の芝生」ほどに近い存在になる。
しかもその芝生は日本より何十倍も青いっ!
いまの日本は、下りのエスカレーターと同じ。それを一生懸命登らないと生き残っていけない。そんな時代になってしまった。
しかし世界を見渡すと、この先、何十年も上りのエスカレーターで経済成長を続ける国があるとわかる。
つまり、日本という狭いフィールドにとらわれず、視野を世界に広げれば、あらゆる可能性を広げることができるということなのだ。
とはいえ、ちょっとはバブルな気分を味わいたい。
とはいえ、ちょっとは儲けたい。
そんな気持ちもあるかもしれないが、ここは、ぐっとこらえてまずは基本をしっかり学んでほしい。
ここが一番肝心だ。基本をおさえればいくらでも飛躍できる。
(本文「プロローグ」より)
プロローグ 視察のつもりが買っちゃいました!?
第 1 章 最後の円高をつかもう!
1 I
下りのエスカレーター、上りのエスカレーター
海外投資で損をした男の話
海外投資で一番に学ぶべきは為替の知識
いまなぜ資産フライトしているのか?
1 II
日本の財政が破綻したらどうなるのか?
1000兆円の借金をチャラにする方法
トイレットペーパーが1万円になる日
アパマンを買えばインフレヘッジになるのか?
円を売っているのに円安にならない理由
日本が国民から借金できるのはあと何年?
日本の財政はねずみ講だった!
コーラにフリスクが落ちるのはいつ?
1 III
投資音痴な日本人
侵略された経験のある国はつねに資産を世界に分散する
卵を一つのカゴに盛ってしまう日本人
国民は知らないうちに海外マネーの影響を受けている
1 ― IV
そもそも円高、円安って何?
日本が復活するには円安になるしかない
いまが海外投資には絶好の機会といわれる理由
為替の投機的側面に注意しよう
適正な円相場っていくら?
拝啓、総理大臣殿。円の海外流出を歓迎してください
第 2 章 海外投資のプラットホームを手に入れよう
2 1
邦銀の外貨預金ではダメなのか?
手数料がめちゃくちゃ安い
海外投資のプラットホームが手に入る
大事なお金を疎開させることができる
2 II
金、ETF、株ではなく、なぜ海外不動産なのか?
不動産の基本は世界中どこに行っても変わらない
海外不動産投資、三つの利益の源泉+アルファとは?
キャピタルゲインとインカムゲインの両取りはできるのか?
2 III
海外不動産はどんな国を選ぶべきか
英語がしゃべれなくても海外投資はできるのか?
将来、実需に出口がとれるのかどうか?
そして初の海外不動産視察旅行へ旅立つ
第 3 章 どの国、どこの市場がいいのか?海外不動産事始め
3 I
日本の不動産で荒稼ぎした外国人投資家
「ハゲタカ」のずっと前に日本で大儲けした外国人がいた
私が中国で見た「三丁目の夕日」
中国は日本の40年前と極めて酷似する
3 II
「チャイナマネー」を追えば「三丁目の夕日」が見つかる
チャンスをつかむためには中国人の行動は大胆になる
世界中で影響力を強める「チャイナマネー」
サバイバルレースを生きのびてきた中国人の逞しきDNA
「チャイナマネー」が狙う物件とは?
3 III
「チャイナマネー」が向かう先のキーワードは「イギリス」
シンガポールが注目されるワケ
日本人も変わらないと生き残れない
私はいま、日本人がうらやましい
日本人にとって最高、最後のタイミングが来ている?
キーワードは「チャイナマネー」と「イギリス」
第 4 章 さあ海外不動産に投資をしよう〈前篇〉
4 1
いよいよ具体的な海外不動産投資の話
必ず現地を見ることが大切
現地の情報を日本で収集する方法
少しでも有利に投資できる外貨ポジションを持つ
4 II
海外不動産投資で注意すべき4つのポイント
海外不動産投資のファイナンス
購入から売却までのプロセス
第 5 章 さあ海外不動産に投資をしよう〈後篇〉
5 I
中古物件よりプレビルドを買ったほうがいいのか?
新興国の不動産投資のリターン必勝法
海外不動産を節税に利用できるのか?
5 II
海外不動産のリスクとその回避方法を知る
海外不動産投資を成功させるコツ
おわりに
謝 辞
付録 奥村尚樹の海外不動産マーケット情報
アメリカ編
オーストラリア編
マレーシア編
イギリス・ロンドン編
新興国編
(1)タイ/(2) インドネシア/(3) フィリピン/
(4)ベトナム/(5) ミャンマー/(6) バングラデシュ
各国投資環境比較表
本書を事前に読んだ全国の大家さんや投資家さんたちの声
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